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年をとる事

Posted on | 1月 24, 1998 | No Comments

よく、「年をとりたくない」という言葉を耳にする。特に女の人に多くみられるけれども、年をとる事はそんなに悲しむべきことであろうか? まあ、こんなことが言える(書ける)のは自分が自分をまだ若いと思っているからかもしれない。

年をとるのはいい事だと思う。自分は。

誰でもハタチくらいまではそう思うかな?ハタチを過ぎるとそれが「年をとりたくない」に変わりだす。それは、おそらく自分の肉体の老化と、年をとることによって、自分の未来の可能性がどんどん失われていくからだと思う。女の人はやっぱり肉体の老化が嫌なのだろう。もちろん自分だって肉体が老化するのは嫌だけど、でも、しちゃうからしょうがないんじゃない(「それでも嫌なんだ?!!」と言う叫びが聞こえてきそうだ。 (^_^; )?

年をとる事を嫌がる理由の多くは、自分の肉体が老化することによって自分の魅力が低下してしまうからだと思う。と、いうことは、自分の魅力が上がれば、肉体が老化してもそんなに悲観しなくてもよくなるのではないかな?と自分は考える。つまるところ、たとえば1年経てば肉体が老化するのはあたりまえだけど、その1年間で ”肉体の老化による魅力の低下”よりも ”何らかによる魅力の向上”の方が大きければ、年をとった事を喜べるんじゃないかな?

いたずらに時を過ごして、肉体だけが老化してしまえば、それは悲しむべきこと。でも、自分の過ごしてきた時間に自信があれば、年の数は誇れるものだと確信する。

先日(98.1.18)のライブの打ち上げの時に、その日、ゲストで 僕らのバンドに参加してくれた 31歳のギタリスト小竹さんが、「命は確実に削られていくものだから、どうせなら命を削ってギターから音を出せるギタリストになりたいね。」と臭い事を言っていたけれど、その言葉は、見た目ただの酔っ払いおやじが、若くてルックスのいいギタリストよりも、ずっとずっとかっこよくて、魅力のある人だからこそ、サマになっていた。

当り前の事だけど、人間の命には限りがある。限りがあるからこそ、そこに価値があるし、限られた時間の中でどれだけのことができるかってのが人生の醍醐味じゃないだろうか? 永遠の命なんていらない。人は年をとる事に意義がある。

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