Vol.5 "ステキな出会い？"

● 3日目 (2001.8.15 (Wed))

さてさて、流石に昨日はあまりにも走らなかったので今日は距離を稼がなくては。次なる目的地 ”最北端”を目指して移動した。 　ニセコを出発して小樽、当別と抜けて北上。昼を過ぎて３時ちょい前、自分は道の駅 ”森と湖の里ほろかない”(道北MAPの国道275号のマークの位置）で１人休憩していた。そして出発しようとヘルメットをかぶった時、１台のバイクが入って来た。おさげの髪がヘルメットから出ている。おねーちゃんライダーだ!! と思っていたらそのライダーはRVTに横付けして「こんにちは。」と軽く挨拶をしてくれた。しまった。何故だ。いつもこうだ。出発しようとするとステキな出会いが。。。（涙）。まあ、でもせっかく挨拶をしてくれたのだから少しくらい会話をしなくてはと思い声をかける。

いしかわ：	「今日は何処まで行くんですか？」
おねーちゃん：	「う〜ん、ホントは稚内まで行きたかったけどちょっとキビしそうやから今日はまあ美深あたりで泊まろ〜かな〜思ってるんけど。。。って言うかあそこに赤いボルボ止まってるやん、あれが遅くってめっちゃストレスたまったわ〜。。。あ、何処まで行かれるんですか？」
いしかわ：	「とりあえずこっから日本海岸線に出て、前来た時その道がすごい良かったからそれで北上。あとは行けるトコまでかな（笑）」
おねーちゃん：	「男前やね〜。じゃあたしも海沿いで上がろうかな〜。ま、方向一緒だからまた上で会うかもね。」
いしかわ：	「そーだね。ほいじゃ、お先。」
おねーちゃん：	「気〜付けて。」

と、言って出発したものの自分は強行日程の為急ぐので、遅い車の後ろでおとなしく走っている優良ライダーに追い付かれる事はおろか、すれ違う前に別ルートで南下を開始すると思うのでおそらく二度と会う事はないだろうと思い爆走を再開した。　それがまさかこの後以外なカタチで再会するハメになるとは思う筈がなかった。。。